トライディオール28・トライディオール21
アンジュに統合・一本化が決定
トライディオール21
¥2300(税込)あすか製薬
第二世代の3相性の21日タイプの低用量ピル。21日間実薬(有効成分の入っている錠剤)を服用して、その後1週間休薬するタイプ
トライディオール28
¥2300(税込)あすか製薬、
第二世代の3相性の28日タイプの低用量ピル。21日間実薬(有効成分の入っている錠剤)を服用して、その後1週間偽薬(有効成分の入っていない錠剤)を服用するタイプ
このお薬の最大の特徴は自然な月経周期に似せた女性ホルモンの変化があります。徐々にホルモンの量を増やしていくタイプの多相性(三相性)のピルです。
このトライディオールは卵胞ホルモンとしてEE(エチニルエストラジオール)と黄体ホルモンとしてLNG(レボノルゲストレル)を含みます。
| 1〜6日目(6日間) | 7〜11日目(5日間) | 12〜21日目(10日間) | |
| 卵胞ホルモン(EE) | EE0.03mg | EE0.035mg | EE0.03mg |
| 黄体ホルモン(LNG) | LNG0.05mg | LNG0.075mg | LNG0.125mg |
LNG自体にも避妊効果、特に着床阻害効果が高くIUS(ホルモン付加避妊リング)にも使われています。また、国際的に使われている緊急避妊薬(日本ではほとんどがヤッペ法という別のホルモン剤を使用しています)の成分として使われています。
ピル博士からひとこと
不正出血が少なく、サイクルコントロールに優れている。
このお薬の最大のメリットはサイクルコントロールに優れている点です。つまり、LNGという黄体ホルモンの作用で子宮の内膜は安定します。そのため、マイナートラブルとして最も頻度の高い不正出血もその頻度が非常に少なくなっています。また、出血が起こるべき休薬期間(プラセボ期間)に確実に生理様の性器出血が起こるため、『生理がなかった』という小さなトラブルがなく、『生理様の出血がある』=『妊娠していない(避妊できている)』という安心感が持てるということで選ばれる方が多いようです。
この点に注意!
LNGは男性ホルモン作用が若干あるようです。そのため、服用開始当初はニキビ(大人のニキビ)がでる方がいます。また、生理様の出血の量があまり減らないため、生理痛の緩和や過多月経(生理の量が多い)方への処方は避妊効果のみであまりメリットが得られません。
トライディオールとアンジュの違い
このアンジュは元々、米国ワイス社からのOEM製剤で、トライディオール(ワイス社)と同じ工場で生産されて、包装が異なるだけで、パッケージの形はトライディオールと全く同じです。ワイス社のホルモン分野での日本撤退により2011年中頃までトライディールはあすか製薬で取り扱うことになりましたが、将来的にはアンジュというブランドに統一されることになっています。あすか製薬は2011年度に緊急避妊薬を日本で正式に発売することになっており、女性ホルモン分野では多くの製剤を取り扱っており、今後もよい製剤の開発、販売に期待が持てる製薬会社と思われます。

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